『マネジメントサポート』強化へ<管理協>~中期事業計画2018~22・従来の「枠」超える提案促す。外国人労働者受け入れへ環境整備~

投稿日:2018年04月02日 作成者:右田 順久 (299 ヒット)

一般社団法人マンション管理業協会(管理協、岡本潮理事長)は3月15日、今後5カ年の「中期事業計画2018~2022」を発表した。管理組合・居住者の資産・居住価値の維持拡大により寄与するため、総合的なマネンジメント手法の構築を進めるほか、管理業務主任者設置数・資格名の見直し、外国人労働者の受け入れも検討する。
計画では、基本目標として「マンション管理業の成長発展・社会的評価の向上」と「業界従業者の処遇の改善・社会的評価の確立」を提示。社会環境の変化に対応できる「総合マンション管理業」への発展を目指す。(文末に主な施策を記載)

「マンション管理業の成長発展・社会的評価の向上」の施策は、①コンプライアンス体制の強化・深耕、②建物の高経年化に配慮した安全・安心な空間の提供、③居住者の高齢化等に配慮した快適に長く住み続けていくための専有部サービスの提供、④防災・減災への取り組み、コミュニティー形成の促進、⑤従来の管理会社の業務範囲から踏み出し、マンションごとの長計・バリューアップ・長命化提案や管理組合収益改善方法の提案を図る「マネジメント」サポート機能の強化、⑥マンション管理業の広報宣伝活動の促進、協会機能の強化ーで構成。
「業界従業者の処遇の改善・社会的評価の確立」は、⑦労働生産性の向上を意識した管理業務品質の維持向上、⑧法制度・税制度等への対応、⑨IT化の推進、⑩国際化への対応ーを提示した。

①ではマンション管理業務共通見積書式の活用実態や浸透状況調査を通じた各書式の見直し・追加等の検討、②では会員の大規模修繕工事等の受注環境の実態を把握し客観的立場で受注できる枠組み造りの着手などのほか、管理協による長期修繕計画モデルを取りまとめる。共用部分等のバリュ―アップを含む修繕工事の提案や実施ができる環境を整備する。➂では認知症高齢者の研究会の発足、高齢化全般の課題に対する支援策を策定する。④では、大規模災害の発生時、管理会社の対応を後押しできるような新保険制度の組成を検討する。⑤は、「苦情解決事例集」の過去15年間の掲載事例を見直し・改定した「(仮称)事例集総集編」の発行、⑥では、管理協設立40周年事業や、管理受託シェアの拡大を図るための「協会入会基準規定」の管理実績要件の見直しの検討などを行う。⑦では、マンション維持修繕技術者について、より実践的な能力を習得させ、業務内容にふさわしい資格名称の検討や公的資格化を働き掛ける。フォローアップ研修を年2回にするほか、指定法人としてのマンション管理業樹自社向け研修では体験型の研修の新設などを掲げた。⑧では、関係当局に管理業務主任者の設置要件や名称の変更等を要請、⑨では、現場の高齢化と採用難による人手不足に対応するための方策を検討、⑩では外国人労働者の受け入れ、教育・研修体制等の環境整備を進める。法制度の調査や適した職種の検討を行う予定だ。

【計画で提示された主な施策】
★大規模修繕工事を客観的な立場で受注できる環境を整備。
★共用部分等のバリューアップ提案・実施ができる環境を整備する。
★管理協版の長期修繕計画モデルを作成(2019年度以降)。
★居住者の高齢化に伴う課題に対する支援策を策定(2021年度以降)。
★大規模災害発生時、管理会社の対応を後押しする新保険制度の組成を検討。
★マンション維持修繕G術者の公的資格化を働き掛け(2019年以降)。
★管理業務主任者の設置要件や名称変更等について働き掛け(2019年度)。
★外国人労働者の受け入れ、教育・研修体制等の環境整備。

(マンション管理新聞:平成30年3月25日付)


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